北陸地方に位置する石川県は、温泉や輪島塗りなどが有名であり、素晴らしい景色や文化財が多く集まる場所です。アクセスがしやすくなったため、観光客が増えています。のんびり旅を楽しみたいときには情緒あふれる石川県を満喫してみましょう。
目次
石川県の特徴
海と山に囲まれた県
石川県は、海と山に囲まれた自然豊かな県です。北側には能登半島があり、荒波が打ち寄せる日本海に面しています。一方、加賀地域には2,702mの白山を先頭に山岳地帯が広がっています。
能登と加賀の二つの地域に分けられる石川県は、場所によって自然の特徴が異なります。
北陸新幹線のおかげでアクセスしやすい
平成27年に長野や金沢にも止まるようになった北陸新幹線のおかげで、アクセスがしやすくなりました。東京から金沢までを結んでおり、関東圏からも気軽に訪れることができます。
2022年度末には福井県の敦賀までつながる予定となっており、これからますます北陸新幹線の利用客が増えることでしょう。
エリアごとに温泉やグルメなどの魅力がたくさん
能登と加賀の地域に分かれている石川県は、エリアごとに魅力がたくさん詰まっています。加賀温泉郷をはじめ金沢や能登エリアにも温泉スポットがあり、訪れた先でのんびりと過ごすことができるでしょう。
石川県は、温泉以外にもグルメに熱い街でもあります。日本海の海の幸を堪能できるだけでなく、能登牛も有名です。お酒好きにはたまらない地酒もあり、美味しいものをたっぷり満喫できる県と言えるでしょう。
石川県観光スポットおすすめ10選!
兼六園
日本三大名園のひとつとされている“兼六園”は、金沢を訪れたときにはぜひ行ってみてください。加賀歴代藩主たちが長い年月をかけて作り上げた大名庭園です。雪が降る冬は釣りを、桜がきれいな春は散策を楽しむことができます。
広い土地を上手に活用し、建物と自然が融合した空間を表現しています。おすすめの散策コースを参考に、兼六園の中をゆっくりと巡ってみましょう。金沢の街中にありながら、喧騒を忘れることができる場所です。
千里浜なぎさドライブウェイ
千里浜町から宝達志水町にかけて広がる“千里浜なぎさドライブウェイ”は、日本で唯一砂浜を車でドライブできるところです。海を目の前に、爽快な気分を味わいながらドライブを楽しむことができます。
全長約8kmの海岸で、石川県の景勝地としても有名です。車だけでなく自転車でも砂浜を走ることができるので、レンタル自転車を借りて自然を満喫するのもおすすめです。レストランや売店の施設も整っており、美味しいものも楽しむことができます。
近江町市場
日本海に面している石川県では、海の幸も美味しく堪能することができます。300年の歴史を持つ“近江町市場”に行くと、新鮮な魚介類をはじめ様々な食べ物を味わえますよ。実際に魚などを見ることができるので思い出に残るでしょう。
漬物やお菓子類、衣類などの店も立ち並び、金沢市民にとって欠かせない場所とも言えます。市場内にある近江町いちば館へ行くと飲食店も充実しているため、ぜひチェックしてみてくださいね。
武家屋敷跡野村家
出典:じゃらん まいさんの投稿
江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえる“武家屋敷跡野村家”は、風情ある庭園を眺めながら、のんびりと過ごせる場所です。
上段の間には、加賀藩のお抱え絵師であった佐々木泉景筆による山水画などが飾られており、近くで見ることができます。
建物の二階にある茶室は、庭園を眺めながらお茶とお菓子を満喫できておすすめです。鬼川文庫と呼ばれる野村家の展示資料館もあり、歴史に触れることもできます。
金沢21世紀美術館
出典:PRTIMES
金沢市の中心部にある“金沢21世紀美術館”は、兼六園の斜め向かいにあり、いつもたくさんの人が訪れています。
芝生で時折見かけるラッパのオブジェは、管が地中を通ってつながっていることから、糸電話を楽しむことができるのです。2人以上で訪れた際には、ぜひ試してみてください。
美術館内は無料で楽しめるスポットも充実しており、フォトジェニックな場所がたくさんあります。日の光が差し込むカフェレストランで、食事やお茶も楽しんでみてくださいね。
月うさぎの里
石川県加賀市にある“月うさぎの里”は、うさぎと触れ合ったりショッピングを楽しめるスポットです。毎日50匹以上のうさぎたちが広場で自由に過ごしており、抱っこや餌やりを体験することができます。子どもから大人にまで人気のスポットです。
うさぎだけでなくケヅメリクガメもいるので、動物たちとの触れ合いを満喫できるでしょう。ショッピングエリアにはうさぎグッズが2,000点以上販売されており、リーズナブルな価格で購入可能です。うさぎのパン屋さんやお菓子工房も覗いてみてくださいね。
のとじま水族館
“のとじま水族館”は、より近くで海の生き物たちと触れ合えるよう様々な点にこだわっています。「青の世界」では、悠々と泳ぐ大きなジンベエザメを8ヶ所ある観察スポットから見ることが可能です。
また、リニューアルされた「のと海遊回廊」では、プロジェクションマッピングにより幻想的な世界観が表現されており、海の中を散歩しているような気分を体感できるでしょう。
館内に2ヶ所設置されている観察スポットには、向かい合って座れるようベンチが設置してあるため、歩き疲れたときには一休みしてくださいね。
水族館周辺には温泉やガラス美術館などもあるので、ぜひ旅行プランの中に入れてみてください。
巌門
日本海の荒波によって誕生した“巌門”は、能登金剛を代表する場所です。長年の侵食によってできた洞門は、遊覧船に乗って近くまで行くことができます。
洞門の上にある松の茂みの中には鷹の巣もあり、ダイナミックな自然を間近で観察できるでしょう。海の上から、遊覧船から、いろいろな見方で楽しめるスポットです。
見附島
弘法大師が佐渡から能登へ布教のため渡る際に発見したと言われている“見附島”は、岩の先端部分が鋭く突き出ていることから軍艦島とも呼ばれています。
見附島に向かって踏み石が並んでいるため、潮が引いているときには歩いて島まで行くことができます。夜になると島がライトアップされるため、ロマンチックな雰囲気も味わえる素敵な場所ですよ。恋人の聖地として、多くのカップルが訪れています。
輪島塗体験
出典:じゃらん リモさんの投稿
輪島塗が有名な石川県にある“輪島塗太郎”では、建物すべてが輪島塗になっています。
輪島塗に絵付けができる体験コースもあり、予算に合わせてオリジナルの作品を作ることができますよ。旅の思い出に、輪島塗体験をぜひ楽しんでみてください。
輪島塗の食器などを使うたびに、石川県を旅行したことを思い出せるでしょう。
情緒あふれる石川県で日々の疲れを癒そう
文化や食、自然にも恵まれた石川県は、有名スポットから穴場スポットまでおすすめの場所がたくさんあります。以前よりアクセスもしやすくなったため、気軽に石川県へ足を運ぶことができるでしょう。
日々忙しく過ごしている人は、ぜひ石川県でのんびり旅を楽しんでみてください。石川県の魅力に触れて、日々の疲れを癒すこともできますよ。