「都道府県魅力度ランキング」で7年連続最下位となった茨城県。観光地としてはマイナーですが、それゆえ観光客も少なく落ち着いた旅行が楽しめます。あまり知られていない「隠れ家的名所」もたくさんあり、狙い目の地域ですよ。今回は、茨城県の魅力とおすすめの観光スポットをご紹介します。
目次
茨城県の基本情報
海・山・湖に囲まれた自然豊かな土地
茨城県は、国内でも有数の「大自然に囲まれた県」です。県の東側は太平洋、中央には筑波山、北には多賀山地、そして南部には霞ヶ浦と海・山・湖が揃っています。なかでも、霞ヶ浦は全国で2番目に大きな湖として有名ですね。
とても田舎のイメージですが、実は都心とのアクセスが良く、電車で1時間もかかりません。「大きな旅行をするほど時間がないけれど、街中の喧騒を離れて自然に癒されたい」という人にピッタリですよ。
隠れ家的観光スポットが盛りだくさん!
茨城県は「都道府県魅力度ランキング」で7年連続最下位になり、観光地としてはあまり人気がありません。しかし、茨城県に魅力がないわけではなく、まだまだ知られていないマイナーな観光スポットがたくさんあります。
また人気の観光地ではないからこそ、観光客も少なく穏やかに旅行を楽しめますよ。
国内最大の学術・研究都市「つくば市」
マイナーな観光地として、ぜひおすすめしたいのが学問の都市「つくば市」です。つくば市は2万人を超える研究者が集まった町で、宇宙開発や植物の生育など様々な研究が行われています。
研究成果は科学博物館や植物園の形で一般にも公開されていて、本物のロケットや希少な植物を見れますよ。そのほか、体験型の科学アトラクションや自然を満喫できる「筑波山」もあり、楽しめるスポットの多い地域です。
「納豆」「メロン」「ビール」などグルメも充実!
さらに、茨城はグルメも盛りだくさんです。有名な納豆はもちろん、そばやビール、メロンや常陸牛など魅力的な品々が勢ぞろいしています。
特にメロンの生産・消費量は全国1位で、品質の良いものが提供されていますよ。茨城を訪れたときには、ぜひ味わってみてください。
茨城県観光スポットおすすめ10選!
それでは、茨城県のおすすめ観光スポットを10箇所ご紹介します。いずれも魅力的な場所ですから、ぜひ参考にしてくださいね。
国営ひたち海浜公園
最初にご紹介するのは、茨城の大自然を味わえる「国営ひたち海浜公園」です。
公園に足を踏み入れると、ネモフィラ・チューリップ・ヤマツツジなど四季折々の花々が出迎えてくれます。視界一面を埋め尽くす「お花の絨毯」とも呼ぶべき光景は圧巻ですよ。
いわゆる「インスタ映え」のような、SNSに上げる写真を探している人にもピッタリです。
アクアワールド茨城県大洗水族館
太平洋に面した県東部、大洗市に位置する「アクアワールド茨城県大洗水族館」です。こちらの水族館はサメの飼育種類数が国内1位で、多種多様なサメを見られることで人気を集めています。
また、国内最大級のサイズを誇るマンボウ専用水槽も用意されていて、大きな体を存分に楽しめますよ。季節によってイルカショーやペンギンショーもあり、子どもから大人まで満足できるスポットです。
牛久大仏
「牛久大仏」は、世界一大きな大仏として知られています。全長はなんと120m、総重量はおよそ4,000トンを誇る超巨大青銅像です。外から眺めるだけでなく大仏の内部に入ることができ、最上階には地上85mの高さを一望できる展望台が用意されていますよ。
そのほかにも、写経・書き初めを体験できる階や約3,400体の胎内仏(小型の仏像)を目にできる階があるなど、色々と楽しめるように工夫されています。歴史の重み・厳かな空気を感じられるスポットです。
茨城アサヒビール工場
20歳以上でお酒を嗜む人は、アサヒビールの工場を訪れてみましょう。こちらの工場では無料でビールの製造過程を見学することができ、見学終了後にはできあがったビールの試飲もさせてもらえます。
普段飲んでいるビールがどのように造られているのか、勉強したうえであらためて飲むビールは格別ですよ。見学は予約制なため、事前の申し込みを忘れないでくださいね。
シーバーズカフェ
JR日立駅から直結している「シーバーズカフェ」は、若者世代に大人気の観光スポットです。カフェ全体がガラス張りになっていて、まるで海上で食事をしているかのような非日常空間が味わえます。
昼間は子ども連れも楽しめるポップなカフェ、夜は月明かりやイルミネーションでライトアップされた美しいバーと、時間帯に合わせて2つの顔を持つお店です。どちらの時間帯も料理が充実していて、景色のみならず食事にも満足できること間違いなしですよ。
筑波宇宙センター
1972年に建てられた科学博物館です。なんといっても、全長50mもある本物のロケットが目を引きますね。
一般人にはあまりなじみのない「宇宙開発」について、少しでも多くの人に理解してもらえるように様々な展示が行われています。人工衛星とは何か、宇宙科学の研究が何の役に立つのかなど、興味深いテーマが学べますよ。
単純に展示を回るだけでも楽しめますが、1日5回決められた時間にガイドツアーが開催されていますので、興味のある人はぜひ参加してみましょう。
筑波実験植物園
出典:じゃらん ゆうさんの投稿
つくば市で研究された植物を展示している場所、その名も「筑波実験植物園」です。実験と名の付く植物園は国内でもここだけで、いかにも学術研究の都市らしいですよね。
絶滅が危惧されていたり、本来は日本の自然環境では育たなかったりする植物達が展示されています。なかには本当に花なのかと疑いたくなるような見た目のものもあり、大人も子どもも満喫できますよ。
筑波山
「日本百名山」のなかで、もっとも標高が低い山として知られている筑波山。「西の富士、東の筑波」とも呼ばれるこの山では、新鮮な空気と豊かな自然を存分に楽しめます。
ロープウェイやケーブルカーが走っていて、山頂までは10分もかかりません。もちろん、景観を楽しみながら歩いて登るのもおすすめですよ。長いコースでも2時間程度ですから、登山初心者の人も気楽に体験できます。
また、夜景が美しく、県内では有数のデートスポットとしても有名です。カップルで旅行予定の人は、ぜひ訪れてみましょう。
月待の滝
久慈川から続く水流が生んだ、天然の滝です。高さ17m幅12mの大きさを誇り、近くで見ると荘厳さに圧倒されます。
「くぐり滝」の愛称で呼ばれていて、滝の裏側へ入ることが可能です。大量の水分を含む澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込めば、心まで洗われること間違いなしですね。
茨城県立カシマサッカースタジアム
最後にご紹介するのは、Jリーグ鹿島アントラーズの本拠地「茨城県立カシマサッカースタジアム」です。1993年に日本初のサッカー専用スタジアムとして生まれて以来、多くの人に愛されています。
試合の観戦はもちろん、試合のない日はスタジアム内を見回ることができ、なんと実際に選手が使っているロッカールームまで見学可能です。
多くの人と一緒にスポーツで熱狂したい人は試合日に、ゆっくりと施設を見回りたい人はそれ以外の日に、と目的に合わせて訪れてみましょう。
茨城県で人ごみを避けた穏やかな旅行を楽しもう!
茨城県はマイナーなため観光客が少なく、落ちついた旅行を楽しめる穴場観光地です。国内最大の研究都市「つくば市」や、おいしいビールを試飲できる「茨城アサヒビール工場」など、知名度はないものの魅力的なスポットがたくさんありますよ。
このページを参考に、色々と訪れてみてくださいね。