本州の最北端に位置する青森県は、世界自然遺産の白神産地をはじめ、十和田湖や奥入瀬渓流など豊かな自然が楽しめるスポットが豊富です。ここでは、青森県を訪れたら1度は足を運んでほしいおすすめのスポットを10選ご紹介します。
目次
青森県の基本情報
変化に富む地形・自然が豊か
青森県は本州の最北端にあり、東側に太平洋、西側には日本海と3方を海に囲まれた特異な地形が特徴です。そのため、海に関するスポットも多数あります。
また、世界自然遺産に認定された「白神山地」をはじめ、「十和田湖」「奥入瀬渓流」など雄大な自然の魅力が豊富です。冬になると雪国だからこその幻想的な風景も楽しめます。
りんご生産全国1位!全国有数の農業産出県
青森といったら「りんご」というイメージも強いですよね。青森県は、りんごの生産量日本一で全国のりんご生産量の約60%を占めています。
弘前市には、りんご輸送のための基幹道路「アップルロード」があります。青森県の最高峰の山で、日本百名山や新日本百名山に選定されている岩木山(津軽富士)を背景に春はりんごの花、秋は色づいたりんごなど四季折々のりんごの風情を楽しめます。
全国的に有名な「ねぶたまつり」が開催
青森市で開催されている「ねぶたまつり」は全国的に有名な東北を代表する夏祭りです。
「ねぶたまつり」の起源は、奈良時代に中国から伝わった七夕祭りと、津軽に古来からあった習俗と精霊送り、虫送り、人形などの行事が一体化し、その後灯籠、人形、扇ねぶと変形したといわれています。
「ねぶたまつり」の期間中は、世界中から300万人近くの観光客が青森にやってきて、武者や神話の名シーンをモチーフにした迫力満点の「ねぶた」の迫力やパレードを楽しんでいます。
青森県観光スポットおすすめ10選!
ここからは、青森観光におすすめのスポットを10選ご紹介します。
十和田湖
十和田湖は青森県と秋田県の県境にまたがる標高400mの山上にある広大な湖です。周囲は約46kmで、日本で第3位の深さを誇ります。
十和田湖は北の景勝地としても有名で、四季折々の自然の美しさを感じられる青森観光には欠かせない絶景スポットです。広大な自然の大パノラマに訪れた人の心を虜にする魅力があります。
十和田湖周辺にも絶景スポットが豊富で、標高1,000m超の「十和田山」から眺める景色も美しいですし、十和田湖の上を走る「ボートレンタル」や、「モーターボートクルージング」などアクティビティも充実しています。
弘前城(弘前公園)
弘前城(1611年に築城)は、東北地方で唯一の現存天守をもつ城で、国の重要文化財に認定されました。天守閣は1627年に火災により焼失されましたが、1810年(江戸末期)に再建され現在に至ります。
弘前城のある弘前公園内には、東京ドーム10個分ほどの広大な土地に約2,600本の桜の木が並んでいます。弘前公園は日本三代桜名所として有名で、例年4月下旬ごろに見頃を迎えます。
ぜひ、桜の季節に足を運んで日本最古のソメイヨシノ・花筏や、水鏡に映る桜を堪能してみてください。
白神山地
白神山地は秋田県と青森県の県境にまたがるブナの原生林で、手付かずの自然がり独自時の生態系が育まれており、1993年に世界自然遺産に登録されています。
白神山地でおすすめなのは、「十二湖」周辺の散策です。十二湖を散策するときは、ぜひ「青池」に足を運んでみてください。自然の作り出した神秘的なコバルトブルーは一度見たら忘れられない美しさです。
奥入瀬渓流
奥入瀬渓流は、十和田湖の子ノ口から焼山までの約14kmにわたる湖で、青森県屈指の景勝地です。渓流沿いに遊歩道があり、深い自然の美しい景観の中散策することもできます。
新緑、紅葉、雪や氷の世界など四季折々の自然や、滝や両岸に迫る断崖が織りなす絶景など見どころ満載です。とても開放感があるので、日常から離れてリフレッシュできますよ。
遊歩道が長いのでレンタサイクルを活用して、行きたい場所を事前にチェックしてピンポイントで巡るのがおすすめです。
ねぶたの家 ワ・ラッセ
ねぶたの家 ワ・ラッセには、ねぶたの歴史や青森の文化や魅力を伝える施設です。迫力満点の巨大ねぶたが展示されていて、ハネトや三味線や笛を使った囃子などの演奏も体験できます。
ねぶたまつりは8月に開催されますが、ねぶたの家 ワ・ラッセを訪れると1年中ねぶたを楽しむことができます。施設はJR青森駅のそばにあるので、気軽に立ち寄れますよ。
青森県立美術館
三内丸山遺跡に隣接する青森県立美術館は、山内丸山遺跡をイメージして作られた独創的なデザインの美術館です。
館内に足を踏み入れると、青森県出身の画家・奈良美智制作の高さ8.5mの白い犬のオブジェ「あおもり犬」がお出迎えしてくれます。シャガール、カンディスキーなど海外の有名な作家の作品の展示に加え、子ども向けのイベント、演奏会など楽しい催しが年間を通して開催されています。
アート好きな人なら、十和田市にある「十和田市現代美術館」もおすすめです。草間彌生、エルヴィ゙ン・ヴルム、ロン・ミュエクなど、世界で活躍するアーティストの作品の展示を鑑賞できます。
酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯(すかゆ)温泉は青森県の中央にある八甲田山にある温泉で、300年ほど前に開かれました。泉質は酸性硫黄泉、効能はリュウマチ、神経痛、胃腸病、婦人病など様々なからだの不調に効果が期待できます。
酸ヶ湯温泉で有名なのが大浴場の「ヒバ千人風呂」で、160畳もの大浴場には様々な種類の風呂場が設けられています。「ヒバ千人風呂」は混浴ですが、男女別の浴場「玉の湯」もありますので、好きな浴場を楽しんでくださいね。
太宰治記念館「斜陽館」
太宰治が好きな方にぜひ足を運んでいただきたいのが、太宰治記念館「斜陽館」です。太宰治の父・津島源右衛門が、青森ヒバを贅沢に使用し建てた入母屋造りの豪邸で、国の重要文化財にも指定されています。
レトロで重厚感のある、非日常的な広々とした建物内には、太宰治の作品の中で登場する場所が至るところにあり、ファンにはたまらないスポットといえるでしょう。資料展示室には、太宰治が着用していたマントや、執筆用具、直筆の原稿、初版本などの展示もあります。
八食センター
青森県八戸市は、全国でも有数の水揚げ量を誇ります。八食センターでは、60店ほどの専門店が軒を連ね、八戸で水揚げされた新鮮な魚介の刺身や海鮮料理、寿司、八戸ラーメンなど八戸の味覚を存分に味わえます。
お店で料理を楽しむだけでなく、八食センターの人気スポット「七厘村」では、買った魚介や肉、乾物などの炭火焼きを楽しめますよ。
仏ヶ浦
仏ヶ浦は、2000万年ほど前の海底火山活動によって形作られたと言われていて、約2kmにわたり海の波風によって岩が削られでき上がった凝灰岩奇岩の数々が連なります。
如来の首、五百羅漢、一ツ仏など仏の名にちなんだ名前が付けられていて、その総称が仏ヶ浦です。
車でも行けるのですが、最もおすすめのアクセス方法は観光船です。船に乗り海の上から、自然の作り上げた迫力のある美しさを目にすると、釘付けになること間違いなしです。
青森の豊かな自然を心ゆくまで満喫しよう!
青森は手付かずの雄大な自然を楽しめるスポットや、アートを楽しむ施設、海の幸・山の幸など美味しいものも豊富です。
今回は、青森観光で外せないおすすめのスポットを厳選して10選ご紹介しました。青森にはまだまだ魅力がたくさんありますので、ぜひ今回の情報を参考スケジュールを立てて旅を満喫してくださいね。