宮崎県というと、温暖な気候でビーチなどのトロピカルなイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。実はそれだけではなく、山や高原、神話にまつわるパワースポットなど、たくさんの見どころがあります。ここでは宮崎県の魅力を押さえて、おすすめの観光スポットと共にご紹介します。
目次
宮崎県の基本情報
南国感あふれる温暖な気候
九州の南東部にある宮崎県は、年間の平均気温が17℃と一年を通じて温暖な気候です。
それに加えて日照時間と快晴日数が全国トップクラスの多さになっており、この気候からプロスポーツチームのキャンプ地になったり多くのゴルフ客が訪れたりします。
日本に居ながら南国気分を味わえることで観光地として人気です。
海も山も!大自然が魅力
日照時間や快晴日数が多い宮崎県ですが、実は降水量も九州一を誇っています。その気候のバランスの良さが、豊かな自然を育んでいる秘訣ともいえるでしょう。
東部は太平洋・日向灘に面しており数々のビーチが存在します。波が穏やかで透明度も高く、海外にも引けを取らないほどの美しい海が広がっていますよ。
また、西部には霧島山や九州山地など山間部も多く、日本最南端のスキー場もあるためウィンタースポーツシーズンには多くの人で賑わいます。
ご当地グルメが盛りだくさん!
宮崎グルメというとチキン南蛮が定番ですが、洋食店以外にも様々なジャンルの店が工夫を凝らしたチキン南蛮を提供しており、各地で個性豊かなチキン南蛮を楽しめます。
他にも地鶏炭火焼や、宮崎牛は全国的にも有名なのでぜひその味を堪能したい逸品です。
そして温暖な宮崎県はフルーツの宝庫です。その代表格であるマンゴーはもちろん、宮崎県原産の日向夏や、イチゴ、ブドウ、栗など一年を通して様々なフルーツがあり、これらのフルーツを使ったスイーツもおすすめです。
宮崎県観光スポットおすすめ10選!
【北部エリア】高千穂峡
太古の昔、阿蘇火山活動の火砕流が五ヶ瀬川に沿って流れ出し、急激に冷却されたためにできた渓谷で、柱状節理の崖が目を見張る美しさです。
昭和9年には国の名勝・天然記念物に指定されています。東西約7kmに渡って断崖が続いており、その高さは平均80m、高い所では100mにもなっていて圧巻です。
また、付近には日本の滝百選に選ばれた「真名井の滝」や、「高千穂三橋」、「鬼八の力石」など見どころスポットがたくさんあり、遊歩道で散策するのはもちろん、貸しボートで間近から遊覧するのもおすすめです。
【北部エリア】天岩戸神社
こちらの『天岩戸神社』は西本宮と東本宮があり、西本宮には天岩戸と呼ばれる洞窟を天照大御神のご神体として祀っています。その天岩戸遥拝所へは、神主の方が案内してくれますよ。
また、徒歩10分程の所に「天安河原(あまのやすかわら)」という、八百万の神が集った場所とされる大洞窟があります。渓谷の遊歩道を森林浴を楽しみながら進むと、洞窟の中の社が現れ、その神々しい光景に心を動かされることでしょう。
【北部エリア】クルスの海
展望台から見下ろした岩礁と海の形状が“叶”という文字に見えることから、「願いが叶う海」と言われているパワースポットです。海が十字の形になっているのが神秘的な光景です。
設置されている鐘を鳴らして願いを込めると、静かな海と大空に鐘の音が響き、幻想的な気分になれるでしょう。また、広大な太平洋を望めるその絶景も必見です。
【西部エリア】えびの高原
『えびの高原』は、日本初の国立公園「霧島錦江湾国立公園」の北部、韓国岳の裾野標高1,150mにあります。
国の天然記念物に指定されているノカイドウも見ることができます。世界中で自生しているのは『えびの高原』だけなので必見です。他にもミヤマキリシマなど、四季折々の美しい植物を楽しめます。
3つの火口湖を回るトレッキングコースもあり、初心者でも2時間ほどで一周でき、手軽に散策できるのでおすすめです。トレッキングの後は、近くのえびの高原荘にある温泉で汗を流しましょう。
【西部エリア】生駒高原
出典:じゃらん 仏像さんの投稿
霧島連山の麓、標高550mに広がる『生駒高原』は、一年を通して様々な花が埋め尽くす美しい高原です。特に秋に咲くコスモスはなんと約100万本植えられており、高原を花のじゅうたんのように覆いつくす光景は見事です。
また、この時期に開催される生駒高原コスモスまつりは、物産市場やご当地グルメ屋台が出店され、コスモスとともに秋の味覚を楽しめます。期間中は夜は花火やキャンドルアート、ライトアップなども行われるので、昼間とは違うコスモスを楽しみに出かけるのもおすすめです。
【中部エリア】青島
この『青島』は、周囲が1.5kmほどの小さな島ですが、島そのものがパワースポットと言われており、亜熱帯植物に覆われて南国ムードが漂っています。島の中央には縁結びや安産に御利益のある「青島神社」があり、カップルや若い女性で賑わいます。
また、島を取り囲むように広がる「鬼の洗濯岩」と言われる波状岩は、国の天然記念物に指定される大変珍しい地形です。ぜひゆっくりと散策してみましょう。
【中部エリア】綾の照葉大吊橋
出典:じゃらん ざわさんの投稿
綾町の本庄川に架かる『照葉大吊橋』は、高さ142m、全長250mにもおよび歩道吊橋としては世界最大級で、綾町の森林保護シンボルです。
観光スポットとしてだけでなく、照葉樹の森を普段見られない所から見ることで「自然の恵みの素晴らしさや自然の大切さを認識して欲しい」との想いが込められています。
スリルと絶景を楽しんで吊橋を渡った先には、自然の中に約2kmの遊歩道が続いているので、家族で訪れて森林浴を楽しむのもおすすめです。
【南部エリア】日南海岸
宮崎市外から都井岬までを繋ぐ日南海岸ロードパークと呼ばれる国道220号は、日南海岸の定番観光ルートです。南国気分が味わえるドライブルートとして人気で、カップルでの旅行におすすめです。
そして日南海岸に面した丘には、モアイ像が7体並ぶ「サンメッセ日南」があります。世界で唯一、イースター島の許可を得て復刻したもので、青い海を背にずらっと並んだモアイ像はとてもフォトジェニックな光景でしょう。
海岸線に点在するレストランで海の幸を楽しみながらドライブするのも良いですね。
【南部エリア】鵜戸神宮
日南海岸の人気観光スポットのひとつである『鵜戸神宮』は、日向灘に面した岬に立つ神社で、本殿は洞窟内にあります。断崖絶壁に沿う参道からは波しぶきを上げる広大な海が望め、その風景は絶好のフォトスポットです。
また、運玉投げという願掛けも人気で、亀石と呼ばれる岩のくぼみに運玉を投げ見事入ると願いが叶うと言われているのでぜひ試してみてください。
【南部エリア】都井岬
出典:じゃらん みずさんの投稿
宮崎県の南端、日向灘から飛び出たような形の『都井岬』は、その絶景はもちろん、何といっても目を引くのが野生の御崎馬(みさきうま)の存在です。
食べ物なども自ら探し人間の手を借りずに生きる、馬たちのたくましい姿を間近で見ることができます。
また、九州で唯一中に入ることのできる「都井岬灯台」もあり、海と岬に囲まれたレトロな白い外観は風情があります。広大な海が一望出来るので、ぜひ登ってみましょう。
南国情緒溢れる宮崎県を楽しもう!
宮崎県は温暖な気候と豊富な自然があり、南国ムード満点で旅行に最適です。海辺をドライブしたり、広大な高原を散策したりと様々な楽しみ方ができ、各所にあるパワースポットを巡る旅というのも楽しいでしょう。
女子旅・カップル・家族連れなど、誰と訪れてもきっと思い出深い旅行になるのではないでしょうか。ぜひ宮崎県へ出かけてみてくださいね!